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「生活の質」とはどんなこと?
「クオリティオブライフ」、"Quality of Life"(以下、QOLといいます)という言葉を聞いたことがある方はたくさんいらっしゃると思います。
医療や福祉分野では、患者さんの「生活の質」や「命の質」を表すキーワードですが、私たちの日常生活でもQOLが使われるようになりました。
国際的に代表的なQOLの定義として、1947年のWHO(World Health Organization:国際保健機関)の健康憲章が用いられることが多いようです。
WHOは1994年に「WHO/QOL」と呼ばれるQOL基本調査票を開発しました。
この基本調査票は、「身体的領域」「心理的領域」「自立のレベル」「社会的関係」「生活環境」「精神性/宗教/信念」の6領域に設定、細分化した質問を作成し、その回答を点数として集計する評価法です。
日常生活においてのQOLは、物理的な豊かさ、精神的な豊かさ、私たちそれぞれが自分らしい充実した生活を送ることができているかを重視する考え方です。
まず、衣食住の確保。これは最も重要ですが、人間関係の悩みや、仕事に対する様々なストレスなど、日常生活では精神的な悩みを持つ方もたくさんいます。食生活についても「QOLを高める食事」という表現が用いられるようになりました。
「モノやコトの満足感」と「気持ちやこころの満足感」のバランスをとりながら、私たちの日常生活でQOLを上げていきたいですね。
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